【 七輪焼成レポート 1 -大地の芸術祭ワークショップ編- 】 |
'07-3-7 作成 いまさらですが レポートさせてくださいね。 '06-7-24 『大地の芸術祭-越後妻有アートトリエンナーレ2006-』の やきものワークショップに参加して来ました。 なんと吉田明先生が講師の七輪陶芸イベント!当日は終日雨模様でしたが、終了後には吉田先生を囲んでのやきもの談義もあって大興奮!夢心地の一日でした。 やっぱり七輪も真剣に取り組むぞ〜! |
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'06/7/24(月) 『大地の芸術祭-越後妻有アートトリエンナーレ2006-』 やきものワークショップは ここ『うぶすなの家』の庭で行われました。 『うぶすなの家』は吉田氏を始めとする10名の陶芸家が空き家となった民家をやきもので再生したもので、建物そのものが芸術作品となっています。もちろん中には各作家さんの作品も並んでいます。期間中はレストランも営業。 ←『うぶすなの家』 移築ではなく、昔からそこにあった かやぶき屋根の趣ある古民家は当たり前ですが周りの風景に ごく自然に溶け込んでいました。こういう形で貴重な古民家が保存されるのはとてもありがたいことです。 (うぶすなの家 は陶芸誌『つくる陶磁郎』の入澤企画プロデュース) さて、ワークショップは一人約200gの粘土玉2個でぐい呑み2個を作ります。 粘土は当然、赤鍋土。成形に当たっての注意点は厚さを均一に、薄めに作ること。 ジャガイモを型にしての成形方法の紹介もありました。 お昼のカレーにはこのジャガイモが入ってるぞ〜!とは吉田先生談。(笑) 全員の成形が終わったところでいよいよ ペーパー七輪 の講義開始です。 雨の中、吉田先生より 概要とポイントの説明を受け、実際にペーパー七輪を作ってみました。 この間、スタッフの皆さんは大量のぐい呑みをドライヤーでじっくりと乾燥して下さってました。 ※なんとスタッフは福島の『ウェーブゆい』の皆さん!まさかこんなところでお会いするとは! 遅まきながらこの場をかりて、、、その節は大変御世話になりました。 ←ペーパー七輪 完成の状態です。 《ペーパー七輪の作り方》 @ダンボール箱の長手方向両側に穴をあけます。(左図の矢印部分) この穴が送風口と排気口になります。 Aこのダンボールを芯にして水に浸してビショビショにした新聞紙を 被せていきます。 厚さは均一に約10cm、穴の縁も忘れずに包みます。 地面との隙間ができないように外側にフレアを出します。 なんとこれで完成なのです! マングローブ炭を投入し、火熾し済みの炭を入れてドライヤーで送風。 ペーパー七輪で一気に乾燥〜素焼き。 素焼きを終えた作品を炭の上に投入!作品が濡れた壁に触れないように注意。 トタンのフタをしてドライヤーの送風で加熱。ペーパー七輪での本焼きです。 ずーっと雨。。。 足元は泥んこ。でも、雨に煙る里山は風景も空気もとっても新鮮で からだじゅうがリフレッシュ。 ランチタイムは うぶすなの家レストランで! おにぎりを注文。 この鈴木五郎氏作の竈で炊かれた絶品のコシヒカリおにぎり。 とーぜんウマイ! テーブルは中村卓夫氏の陶板製。なんと贅沢な空間でしょう! 昼食後、先生の最新著書 『10分陶芸』 を購入。ちゃかりサインをいただきました! いよいよ七輪を使っての本焼きです。 今回はペーパー七輪で本焼きして熱い状態の作品をこの七輪に入れて一気に加熱。 最後の仕上げ(ビードロの味付け)をしています。 ←こちらは七輪で本焼きの実演をする吉田先生。 地元TV局も取材に来ていましたョ。 作品が焼けていく様が目の前で見える・・・七輪陶芸の醍醐味ですネ! 七輪3台体制で スタッフのウェーブゆい の皆さんが手際よくどんどん焼き上げていってくれます。 すべての作品が焼きあがったところで、各々のぐい呑みで乾杯。 吉田先生を囲んでのやきもの談義に盛り上がりました。 (なぜか『どぶろく談義』に花が咲いてましたが。。。(笑) 先生から「ミニ窯、がんばれよ!」の御言葉を頂き、感無量!(涙) がんばりまっす。 今回の作品です。 叩くとキンキンと高い音がして思った以上に しっかりと焼き締っています。 みごとな景色でしょ。 焼きは完璧。もっとまじめに成形するんだった・・・。 家で眠っている七輪をすぐに焚いてみたくなったのでした。 |
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Photo by Dominic | |
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