【 七輪焼成レポート 2 -ブラッシュアップ編- 】
 '07-3-9 作成

 月曜日にやきものワークショップに参加して次の日曜日。
しまい込んでいた七輪を引っ張り出して、さっそく自宅で七輪陶芸の復習をしました。
ワークショップでの経験を忘れないうちに。興奮がさめないうちに・・・。



'06/7/30(日)

 手持ちの粘土に赤鍋土はありませんので、今回は信楽の白土に砂を混ぜて強度UPを図ります。
とりあえず ぐい呑みを作って・・・。




 月曜日に うぶすなの家で購入した最新本 『10分陶芸』 の電子レンジで乾燥させるテクニックを早速実験。

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 ポップコーンのような音とともに見事に破裂!

 無事に乾燥したと思ったものも”ブク”ができてNG!

 電子レンジで乾燥を極めるためにはまだまだ実験が必要なようです。
我が家の電子レンジは料理用に現役で使用中の1台のみ。
土の粉まみれになってはまずいのでひとまず断念。
 電子レンジの中をきれいに掃除して、撤収です。



 乾燥で失敗したので ぐい呑み 追加製作しました。
今度は 七輪の準備ができるまで自然乾燥させておきます。




 本棚から 『すべてができる七輪陶芸』 を取り出して全体の流れを再確認。

 道具を準備していてひとつ問題発覚!
 
 手持ちのドライヤーの先端はミニ窯の送風口に合わせてあります。



 七輪の吸気口は正方形で小さいので、このままでは送風効率が悪いですよね。
何とかしないと・・・。



 空き缶用のゴミ箱を漁ってみたら口の大きさといい形といいピッタリなものが見つかりました。
子供が飲んだ清涼飲料水の空き缶(広口のスクリューキャップタイプ)です。
底を缶切りで開けて結合。これで準備OK!



【焼成開始!】

 作品は未乾燥ですが、網を乗せた七輪の縁に置いて乾燥させます。
そのまま徐々に真ん中に持っていって素焼きに入りました。
ここまでは自然吸気のみです。
 素地の色が変わって素焼きができたところで網を外して炭の中に作品投入!
本焼きに入ります。ドライヤーの送風で一気に過給してやります。
火の粉が舞い、火柱が立ち上り、七輪陶芸のクライマックス!!
作品にフタをするように大きめの炭をうえから被せます。
炭を入れる度に火の粉が舞い上がります。


炭を足しながら 15〜20分程本焼き。
オレンジ色に輝く作品を取り出して七輪の縁に置き除冷します。
5分程したところでバケツの水にジュっと浸けて・・・
完成〜!



 今回初めて自分で七輪陶芸をやってみて。。。
七輪陶芸では炭や作品を火バサミで頻繁にいじる必要があるので普通の短い火バサミではやっぱり熱い!
もっと長いヤツが欲しいと感じました。
 使用した炭はスタンダードなバーベキュー用マングローブ炭。
派手な火の粉と火柱は住宅地で焚くにはやっぱり気がひけますねぇ〜。
 次回への課題ですね。

 午前11時頃から成形を始めて夕方6時には焼成完了。
やっぱり七輪陶芸は早い!
 赤鍋土に比べて白土は作品の面白みに欠けましたが、砂を混ぜた効果か、急熱急冷によるヒビ・割れは予想以上に少なかったと感じました。(ヒビは入ったのですが、今までの経験からもっとひどい結果を想定していたので・・・。)
 ベンガラで着色して焼いたものは なかなかいい色が出ました。

今度は赤土を使った方が良さそうです。



 【今回の焼成作品】

ぐい呑み@
印花文

@拡大

ぐい呑みA
素地にベンガラを塗って焼成

A拡大

Aの底
素焼き中に高台が破裂して無くなってしまいました。

ぐい呑みB

ぐい呑みC

D子供(6歳)の作ったぐい呑み

D溶けた灰が底まで・・・。
七輪陶芸の証です!

Eおだんご君、これも子供の作品

E七輪の底に約1時間も入っていた おだんご君、一番の焼き上がりになっていました。





















































 ではまた、次のレポートで!
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