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・袋から取り出した『銀粘土』です。
・今回使用した銀粘土は
相田化学工業(株)の『アートクレイシルバー650』という粘土です。
ちなみに「650」は650℃から焼成ができるということらしいです。
この他に 三菱マテリアルの『PMCシルバークレイ』というのもあります。
相田化学工業の銀粘土
三菱マテリアルの銀粘土
どちらも必要な用具一式がそろった、手軽でお得なスターターセットが用意されていますので、初めての方は利用してみるのも良いでしょう。
ちなみに私もアートクレイシルバーのスターターセットをネット通販で購入しました。
アートクレイシルバースターターキット
PMC3スターターキット
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・今回 約5gの粘土を使用して、バラの花をデザインしたペンダントトップを作ります。
・10g入りのパックなので、予め剣先で半分に切り分けてしまいます。 |
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・使わない方の半分は袋に戻して密封しておきます。
・すべての作業はきれいに拭いた作業台(缶のフタ)の上で行います。 |
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・作業中、仕掛りの粘土はきれいな ぬれタオルにはさんで乾燥を防ぎます。 |
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・成形完了の状態です。
・成形作業中の写真がなくてすみません。
あなたのセンスで自由にお作りください。(笑)
・成形完了したら乾燥です。(陶芸の工程と一緒ですね。)このまま自然乾燥(約1日)かヘアドライヤーで強制乾燥(約15分)します。
ヒント1
ドライヤー乾燥の場合はヒビ割れや変形を避けるため、作品から少し離して送風し始めて徐々に近づけていくようにします。
ヒント2
乾燥の目安・・・鏡面状のものやガラスの上に置いてみて、曇りが出なければ乾燥OKです。(ヤケド注意)
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成形のヒント特集
( ここだけの は・な・し ) |
銀粘土も焼成により約10%程度の収縮をします。予めこの分を考慮してサイズを決めましょう。金具やチェーンを通す穴の大きさに注意!また、特にリングの場合は専用のサイズスケールを利用しましょう。(リングサイズスケールは大抵のスターターセットに同梱されています。)
成形の際に貴重な粘土がかなり指に付着して体温で固まってきます。作業性も悪くなるので時々取りましょう。 →指に水をつけてこすります。指に付いた粘土がとろとろになったら剣先でこそぎ取ります。これがそのまま陶芸でいう『ドベ』として成形した各パーツの接着に活用できます。
また、もともとドベ状の『ペーストタイプ』もあります。
保存により 少し硬くなってしまった粘土、水を少しづつ付けて指で練りますが、練っている間に体温でまた硬くなってしまいます。かといって水を付け過ぎるとベトベトになって使い物になりません。(銀粘土の主成分が銀と糊剤なので仕方ないのですが。。。) →10cm位に切ったラップに水を付けた粘土を置いて、巾着状に包んでラップごと良く揉みます。好みの硬さになったらラップを開いて、ラップに付着した粘土をスプーンなどで掻き集めてまとめます。これで無駄なく快適に作品づくりができます!
銀粘土は乾燥が速いため成形に多少の慣れとコツが必要でした。この欠点をカバーし、制作可能時間が延びてつくりやすくなった『スロードライ』タイプが登場しました。初心者の方にオススメです!
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