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2005年4月10日
祝!Myミニ窯 初火入れ〜! |
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・準備
・まずは、いつものように芝生の上にブロックを並べて準備です。
この上にミニ窯を置いて、セッティング完了です。 |
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・今回焼くものです。
(ペーパーキルンでミニ窯の素焼きをした時に一緒に素焼きしておいたものです。)
使用した土は古信楽荒目と、それに信楽赤土を約3割混ぜたものです。 |
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・燃料と道具
1、松ぼっくり、割り箸 (焚きつけ用)
2、バーベキュー用木炭(マングローブ)・・・多めに6kg準備
ペーパーキルンでの教訓を活かし、煙と臭いの発生を防ぐため、
木炭以外の燃料は使用しないことにします。
3、練炭はさみ(これは使いませんでした。)
4、火ばさみ
5、炭くべ用の十能 |
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・ドライヤー(1200W)
噴出し口→熱対策でお茶葉の缶をはめてあります。
吸気側→火の粉の吸入対策で茶漉しをはめてあります。 |
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・ポリバケツに水・・・火の用心!
・ブリキのバケツに水・・・焼き終わった作品の冷却用。 |
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・焼成室に作品を窯詰めした様子です。
炭も一緒に詰めて景色を期待。 |
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・燃焼室に炭と松ぼっくりを詰めた様子です。 |
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・焚き口側から焼成室を見たところです。
まだまだ隙間だらけでお世辞にも良い窯詰めの状態とはいえませんねぇ。 |
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・更に焚き口に松ぼっくりと割り箸を詰めて、火入れ前の準備完了です! |
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15:40
・成功祈願。
御神酒と盛り塩をお供えして、拍手2回。
無事焼成が出来ますように!うまく焼けますように!! |
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・火入れ時のセッティング状態です。
燃焼室と焼成室のフタ以外はすべて開放しておきます。
・・・なんでフタが白いかって?実はフタだけ強度アップのために電気窯で焼き直ししたんです。そしたら本来の道具土の色になりまして・・・。真っ黒クロスケ窯がパンダ窯になってしまいました。 |
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15:50
・さぁ、いよいよ火入れ開始!
ガスバーナーで一気に着火です。
松ぼっくりと割り箸が燃え始めたのを確認してバーナーの火を止めます。 |
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15:55
・焚き口のフタをはめて、ドライヤーで送風開始!
送風口からドライヤーの距離は約20cm ドライヤーは冷風モードです。
作業中、軍手着用は必須です!
私はいつも2枚重ねです。火傷にはくれぐれも注意です。 |
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・約3分後燃焼室の色見穴を見た様子です。
十分に火が回り始めました。 |
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16:00
・燃焼室のフタを取って炭への着火状態を確認。
炭は完全に赤くなっています。 |
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・すかざずドライヤーを送風口から3cmくらいの所まで近づけます。 |
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・ドライヤーの音と共に『ゴーゴー』と炎の燃え盛る音が聞こえてきます。 |
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・炭の減り具合を見ながら手早く足してやります。
炭を足すときは必ずドライヤーを止めるか送風口から外すかしてからフタを開けます。そのまま開けると炎や火の粉が舞い上がって危険です!また、当たり前のことですが、顔を真上にやらない(のぞき込まない)ことです。 |
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・窯の温度がどんどん上がってくるにつれ、窯の表面に亀裂が出来てきました。
しかし補強用の針金が施してあるため安心です。 あとで確認しましたが、ヒビは内側までは達していませんでした。(ホッ) |
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・送風を止めてフタを外した状態。こんなです。
炎の色から想定して約800〜900℃ |
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17:00
・着火から約1時間。
やはり窯が大きいのが災いしてかなかなか温度が上がりません。
更にドライヤーを送風口に近づけて・・・、送風口にくっつけてしまいます。
色見穴もすべて塞ぎました。
また、煙突の抜けが良すぎるようなのでフタを乗せて3/4程を塞いでやりました。
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・ガンガン炭を足して温度を上げていきます! |
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・焼成室のフタからもれる火の色はまだまだ1000℃までも達していません。 |
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・更にガンガン炭を足して温度を上げていきます!
(写真は送風状態のものです。炎がきれいですねぇ。) |
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・燃焼室の色見穴の隙間からゆらゆらとした炎が漏れてきました。
これは還元炎かな? |
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18:00
・着火から約2時間。
明るいオレンジ色です。約1000℃到達(!?)
更にガンガン炭を足し続けます! |
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・おまけ1
ミニ窯名物!お約束の火の粉噴き出し画像です!
(迫力不足の画像で恐縮です。) |
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・おまけ2
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18:30
・焼成室のフタからもれる火の色です。
白く明るくなってきました!ようやく1200℃近辺までも到達したようです。
このままもう30分〜1時間はキープしたいところです。 |
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19:00
・準備した6kgの木炭もすべて投入完了。やはり燃費はすこぶる悪い!
炉内温度も1200℃までは上がったようだし、ここで焼成完了。
焼成時間 :3時間10分 でした。
いよいよドキドキ・ワクワクの窯出しです!
焼成室のフタを外して、真っ赤に光っている作品を火ばさみで慎重に取り出します。
準備しておいたブリキのバケツに・・・ 『ジュワッ!』
はてさて、焼き上がりはいかがでしょう!?
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【'05-4-10焼成作品】
・きれいな緋色は出ましたが、自然釉で光るところまでは行きませんでした。
致命的なヒビや割れはありませんが、指で弾いてみると焼締りの甘い鈍い音です。
やはり高温でもっと引っ張らないとだったのかな。 |
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ぐい呑み@ 火表 |
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ぐい呑み@ 火裏 |
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ぐい呑み@ 見込み |
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ぐい呑み@ 底部火表 |
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ぐい呑み@ 底部火裏 |
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ぐい呑みA 底部火表 |
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とっくり、ぐい呑み@A |
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Galleryページもご覧ください。 |
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・なにはともあれ、できたてのぐい呑みで 「かんぱ〜い!」
塩辛を肴にお酒もすすみます。「んめ〜!ミニ窯最高〜っ。」
呑みながら、やっぱり来週焼き直しをしようと決めたのでした・・・。
あと、やっぱり燃費のいい小型のミニ窯も作ろっと。 |
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