【 ミニ窯 焼成レポート 3 - Wai-Waiミニ窯パーティー - 】 |
'05-8-16作成 友人のドミニクさんとは以前からこんど一緒にミニ窯を焚こうと話していました。 ようやくお互いのスケジュールが合い、7/17(日)にミニ窯パーティーを開くことになりました。 民芸をこよなく愛するアメリカ人陶芸家のドミさんはもうすぐパパの新婚さんです。(おめでとー!) 我家の家族とドミニク夫妻、そしてドミニクさんを訪ねて来日中のジェフさん(アメリカの人気陶芸家)を招いてのなんともにぎやかなミニ窯パーティーとなりました。 |
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'05/7/17(日) 11:30 各自制作してほぼ乾燥まで終えた作品を持ち寄って、ミニ窯パーティーの開始です。 まずは室内でカセットコンロを使った素焼きをじっくり時間をかけて行います。 作品の素焼きとともにバーベキュースタート! お天気にも恵まれて絶好のバーベキュー日和(じゃなくて)窯焚き日和です。 まずは再会を祝してカンパイ!(飲みすぎ注意?) それでは点火しま〜す・・・ってこれは食事用。 炭火は何を焼いても絶品ですね。 アルミホイルに包まれているのはミニ窯に入れる作品の素焼き?いやいやこの後いただくジャガイモでした。 これがことのほかおいしく好評でした。ジャガイモはまず新聞紙で包んでからくしゃくしゃのアルミホイルで包んで遠火でゆっくり焼きます。ぜひ一度お試しあれ。 ドミさんの愛犬ヴィーゴ、暑そうですねぇ。 ミニカマキリ発見! さてさて、お腹もふくれて酔いも少々・・・。 ジェフさん、ミニ窯のフタで『サムライ!!』 お国に帰れば穴窯を含め40基もの窯を持つジェフさんも初めて見るミニ窯に興味津々。 ミネソタの地にミニ窯が根付く日も近い!? 14:00 作品の方もカセットコンロ+中華なべで 乾燥〜素焼きまで完了しました。 (乾燥約1時間、素焼き約1時間) 今回は灰の付きが良くなるように釉薬を少し吹き付けてからの窯詰めです。 窯詰め・炭詰め・・・ せっせ、せっせと詰め込みます。 炭はちょっと贅沢をして『ナラ炭』 6kgを準備しました。 ドミさん、写真いっぱいカメラマンありがとう! 15:30 それでは、ミニ窯点火です! 点火前の御参りでは、私以上に真剣に手を合わせてくれたお二人でした。 スタートはいつものように遠くからドライヤーでの送風でゆっくりと・・・。 しっかり火が熾きてきたところで、今回もブロワ−にチェンジ。 温度が上がるまでちょっと近所を散歩しました。田んぼを渡る風がきもちイイ。 ドミさんに「福島の『ウェーブゆい』さん主催のミニ窯イベントにお誘いをいただいたんで、一緒に参加したかったけど今年は残念ながらスケジュールの都合がつかなかったよ。」って話したら、すごく残念がって来年はゼッタイ行こうねって約束させられちゃいました。 辺りが薄暗くなり、いい炎が出てきて俄然盛り上がってきました。 陶芸好きの炎好きは万国共通!? ブロワ−を更に近づけて、ガンガン炭を足してやります。相変わらず炭を食う窯ですねぇ・・・。ナラ炭6kgはすでに灰になりました。マングローブ炭3kgの箱開封です。 マングローブ炭は火の粉が良く飛びます。さながら花火の様子にみんなお祭り気分最高潮になってきました。 草履履きの私はアチチ・アチチ! (写真は長時間露出のため明るいですが、ほんとは真っ暗なんです。) きれいですねぇ〜。ホ〜ンット、ミニ窯っていいですねぇ〜。 この写真いいでしょ? ほとんどバクハツですよね。『ミニ窯噴火』ってカンジ。 ドミさん、カメラの腕もプロ級です。 20:00 ナラ炭6kg、マングローブ炭3kg 合計9kgの炭を焚き尽くしたところで終了としました。 焼成時間 約4.5時間 送風を止め、真っ赤に光る作品を取り出し水につけて完了!! 楽しい作品鑑賞の宴は夜更けまでつづくのでした・・・。 【 今回の教訓 】 ・ドミさん、ジェフさんのように器の表面に大胆な凹凸の変化を持たせた作品スタイルは灰の付きが良くミニ窯向き。 ・急熱急冷のミニ窯には厚い作品の方が丈夫そうに思えますが、素焼きでも本焼きでも厚い部分が『はぜ』てしまいました。 ・制作時の土練り(菊練り)での空気抜きはやっぱり重要。素焼き・本焼きの徐熱もやっぱり大切。 ・この窯はやっぱり焼成室では温度が上がってくれません。燃焼室と焼成室前列がGood! ・ナラ炭 は火の粉も少なく、溶けた灰の色もきれい。イイ炭ですね。 ・草履履きでのミニ窯焼成はヤケドのもと。(あたりまえでした。) 【 今回の作品紹介 】 この他にも数点、互いに気に入った作品を交換し合いました。 やはり、翌日の窯掃除で出てきたカケラは素晴らしい焼締り方とビードロの照りをしていました。(笑) |
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