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![]() 【 ミニ窯 焼成レポート 4 - 熱いアンコールで - 】 |
![]() 来日中のジェフさん、ミニ窯パーティーでの焼成体験がよほど気に入ったらしく「帰国前にぜひもう一度やりたい!」との熱い熱い申し入れに応えて・・・。 一週間後の今日(7/24) ふたたびミニ窯に火が入りました。 先週の焼成で要領をつかんだ彼らは、今回『炭化』をやってみたいとのことです。 今回はみんな陶芸家の顔で、パーティー気分抜き(?)の真剣勝負です!! |
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'05/7/24(日) ![]() 私も今回はドミさん、ジェフさんに倣って凹凸の変化を持たせた作品スタイルを心がけた作品を準備して彼らの訪問を待ちます。 10:00 先週よりも早い集合。各自思いを込めて制作した作品を持ち寄っての再会です。 楽しかった先週の話もそこそこに今日焼く作品のお披露目、そしてカセットコンロで乾燥〜素焼きの開始です。 素焼きの準備をしながらドミさんの通訳で今日の打ち合わせ。 【今回の狙い】 ・とにかく高温で長時間引っ張りたい。 →炭をカートンで持参してきてくれました。(マングローブ炭6kg×3箱で18kg!) ・炭化をやりたい。 →ガーデニング用のバーク(松の樹皮)とおが屑も持参です。 最後の窯の目止めは『吉田式』の濡れ新聞紙で覆う方法もあるが、今回は道具土を使うことにしました。 ![]() ![]() ![]() ![]() 12:00 乾燥・素焼き終了。 12:30 窯詰め終了。窯詰め担当ドミさん、合計10個のぐい呑みを道具土使いながら無駄なく詰めてくれました。 そして、いつものように御参りしてから着火です。 13:00 炭火がしっかり熾きたところで、お昼にありつきます。(我家の女性陣に感謝!) ビールでカンパイ!本日初めてのアルコール(笑) ザルそばとザルうどん、どちらもお口に合ったようで良かった良かった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 炭もドンドンくべて一気に温度を上げていきます。 ![]() ![]() ![]() ミニ窯大奮闘中!!! 炉内温度1200℃はゆうに超えています。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 煙突からも勢いよく炎が上がってきています。ここから更に30分くらい引っ張ります。 ![]() すぐに全てのフタを閉めますが、めらめらとした炎と黒い煙が立ち上がりました。 ![]() ![]() ![]() すかさず連携プレーで全てのスキマを道具土で塞ぎます。煙も炎もシャットアウト! 本来ならばこのまま中の火が無くなるまで待つのですが・・・。 やっぱり今日のうちに窯出しして作品を見たい! ・・・ということで、18:00 窯出し敢行〜! 窯の中にホースで水を入れて消火。ペーパーキルンをした時の記憶がよみがえります。。。 (ペーパーキルンで素焼きしたときに水をかぶっても平気だったこの窯、水を入れても大丈夫かな?ちと不安・・・。) 窯出し無事完了。 ちょっと黒過ぎの仕上がりになってしまいましたが、灰もたっぷり被って溶けて重厚感のある作品が採れました。 ![]() それでは焼きあがったぐい呑みでカンパイ! この作品鑑賞の至福のひと時を過ごすために何時間もかけて焼くのかもしれませんね。 ジェフさん、よい思い出となったでしょうか? 来年の再会を約束して、名残り惜しくも解散です。 ![]() 【 今回の教訓 】 ・焼成時間長く、炭もたくさん使ったため、重厚感ある作品が採れました。場所によっては今までに無くしっかり焼締っています。 ・反面、作品のヒビも多く出ました。『こわざ』の金繕いが活躍しました。 ・道具土での密閉はかなり有効。 ・今回くらいのスケジュールで暗くならないうちに焼成を終えると炎や火の粉が目立たずにいい。(イベントとしては×ですが) ・2段重ねで窯の下に敷いたブロックは芝生保護に有効でした。 ・後日談 ・・・窯を片付けようと持ち上げたところ、”パックリ” 焼成室と燃焼室の境目くらいのところで胴体が割れてしまいました。 思った以上に水を吸ってしまっていたようです。そっともとに戻して乾燥後、針金で補修しました。まさに満身創痍の姿です。 次回様子を見ながら使って見ます。 →やっぱり水はミニ窯の大敵! 【 今回の作品紹介 】
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